<IMGA世界ジュニアゴルフ選手権>
7-8歳の部女子で重原純奈(千葉・幸小3年)が1アンダーで回り、通算1アンダー115で単独首位に立った。前日首位タイの飯田柚月(千葉・金杉台小3年)は6オーバー122で7位に後退した。9-10歳の部では、男子は根本悠誠(千葉・加茂学園小4年)が首位に5打差の通算6アンダー138で2位、同女子は根田うの(北海道・大曲東小5年)が首位に2打差の通算6アンダー138で同じく2位と優勝を狙える位置につけた。13-14歳の部は男子の吉沢己咲(群馬・藤岡北中3年)が6位、女子の左奈々(福岡・沖学園隆徳館中1年)が5位と上位を争っている。6歳以下の部から13-14歳の部は大会第3日が最終ラウンドになる。
【協会広報ライター・赤坂厚】
【日本代表成績】
▽15-18歳の部男子(パー72)
【1位】シュー(米国)=138
【49位】芳崎陽紀(神奈川・法政第二高2年)=148
【104位】丘尊伍(大阪・大阪学院大高1年)=152
【130位】横山翔伍(宮崎・姫城中3年)=154
【142位】亀井壮汰(香川・香川西高3年)=155
【165位】竹原佳吾(東京・早稲田実業高1年)=158
▽15-18歳の部女子(パー72)
【1位】ラッタナシン(タイ)=141
【1位】クォク(中国)=141
【1位】アン(台湾)=141
【11位】比嘉里緒菜(沖縄・興南高2年)=146
【19位】杉浦愛梨(福井・福井工大付福井高1年)=147
【32位】市村杏(長野・佐久長聖高1年)=148
【32位】花田華梨(茨城・ルネサンス高1年)=148
【43位】仲村果乃(奈良・奈良育英高3年)=149
【61位】佐藤杏莉(千葉・麗澤高2年)=151
▽13-14歳の部男子(パー72)
【1位】パク(米国)=134
【6位】吉沢己咲(群馬・藤岡北中3年)=142
【71位】平野誠一(埼玉・行田中3年)=153
【147位】新井龍紀(愛知・西部中3年)=165
▽13-14歳の部女子(パー72)
【1位】リン(台湾)=136
【5位】左奈々(福岡・沖学園隆徳館中1年)=142
【10位】三明桜子(福岡・沖学園中1年)=145
【31位】高野愛姫(東京・飛鳥中3年)=151
【55位】井ノ下愛華(広島・松賀中1年)=156
▽11-12歳の部男子(パー72)
【1位】カウェーピボーン(タイ)=134
【33位】橋詰海斗(新潟・栖吉中1年)=147
【33位】梶谷駿(岡山・総社東小 6年)=147
【48位】進藤太雅(兵庫・鷹取中1年)=150
▽11-12歳の部女子(パー73)
【1位】リジラナン(タイ)=138
【36位】小林イリス(東京・女子聖学院中1年)=156
【73位】酒井理琴(大阪・淡路中1年)=166
▽9-10歳の部男子(パー72)
【1位】チャン(中国)=133
【2位】根本悠誠(千葉・加茂学園小4年)=138
【10位】片野貫一朗(千葉・松戸東部小4年)=146
【25位】岡村昂汰(兵庫・峰相小5年)=152
▽9-10歳の部女子(パー72)
【1位】ツァオ(米国)=136
【2位】根田うの(北海道・大曲東小5年)=138
【7位】長峰真央(千葉・北貝塚小 4年)=144
【10位】清水心結(埼玉・中尾小5年)=146
【27位】後藤あい(兵庫・甲南小5年)=154
▽7-8歳の部男子(パー75)
【1位】リ(中国)=140
【14位】須藤樹(千葉・加茂学園小3年)=153
【39位】林田聖也(福岡・吉田小2年)=163
【46位】山本昂生(福岡・筑紫東小3年)=166
▽7-8歳の部女子(パー58)
【1位】重原純奈(千葉・幸小3年)=115
【7位】飯田柚月(千葉・金杉台小3年)=122
▽6歳以下の部男子(パー54)
【1位】サシャンモングホン(タイ)=109
【5位】福井誠ノ介(愛知・兵庫小1年)=118
【21位】高瀬莉空(愛媛・大町小1年)=134
▽6歳以下の部女子(パー54)
【1位】ライ(中国)=104
【2位】本村彩歌(兵庫・小浜小1年)=120
雑観
根田うの(北海道・大曲東小5年)が首位に2打差の2位につけて、初出場初優勝の望みが出てきた。「後半に入ってチャンスについたし、バーディーも取れた」と振り返るように、9番で44ヤードの第2打をピンに絡め「お先に、をした」というバーディーで1つ伸ばしてインに入ってから好調。10番で4メートルを入れ、17、18番では1.5メートルにつけて3バーディーを奪ってこの日4アンダー、通算6アンダーに伸ばした。「11番から16番はずっとチャンス。外して、外して68だから」とちょっぴり不満げ。小4の昨年全国小学生大会で上級生に交じって2位になった力を世界舞台でも見せている。「世界ジュニアは楽しいです。今日は結構入らなくて焦ったりしたけど、最終日は焦らずに、人のことは気にせずにやりたい」と、マイペースで逆転を目指す。7-8歳の部女子で重原純奈(千葉・幸小3年)が通算1アンダーで単独首位に立った。前半はショットが好調で「チャンスがいっぱいあったけど、パットが入らなかった」と2、5番で2メートル前後を2つ入れただけにとどまった。後半は耐えるゴルフ。グリーンを外すことが増えたが「左足上がりのアプローチが多かったから、少し楽にやれた」と、12番のボギー1つに抑えて1アンダーで回った。16番ではバンカーに入れて、先の組が直していかなかった足跡のかかと部分にボールがすっぽり入る不運も、バンカーのアゴギリギリで脱出し、4メートルのパーパットを入れる粘りを見せた。初めての世界ジュニアの最終日を首位で迎える。「必ず今日よりいいスコアで回る。あきらめないで頑張る」と、世界一への2つの目標を話した。
13-14歳の部女子で初出場の左奈々(福岡・沖学園隆徳館中1年)が、2アンダー70で回り、通算2アンダーで5位と優勝圏内に踏みとどまった。「プレーの内容がよかった。特にドライバーがよくなりました」と、振り返る。インスタートの11番で残り100ヤードをピッチングウエッジで30センチにつけて先にバーディーが来て気持ちが乗った。4バーディー、2ボギーのゴルフに「練習ラウンドでは4オーバーとか。今日もとりあえずパープレーと思って出ました」と、前日の72に続き、回るたびにスコアを伸ばしている。PGM日本代表選抜大会では、3度目の決勝大会で念願の世界代表になった。昨年はLPGA全日本小学生ゴルフトーナメント高学年女子の部で優勝している。ゴルフの好きなところは「最後までどうなるか分からないところ」という。最終日は首位に6打差。「とりあえずパーをとる。バーディーを取りに行こうとするとボギーになるから」と、焦らずに追いかける。
コメント
☆9-10歳の部男子2位の根本悠誠(千葉・加茂学園小4年)
「だいたい全部がうまくいかない。(2年連続優勝へ)5打差はちょっときつい。パーオン率は100%だった。グリーンが硬くて重かったので、手前から攻めようと思っていたけど重かった。昨日は軟らかくて速かったのに。チャンスで取れなかった。あしたは攻めていく。パットをショートしない」
☆9-10歳の部男子10位の片野貫一朗(千葉・松戸東部小4年)
「前半1アンダーで回ってまあまあよかった。(インスタートの)10番で3.5メートルを思い通りに打ってバーディーとった。12番でも5メートルがラインに乗った。うれしくて3アンダーだそうと思ったけど、16番から3連続3パットしちゃった。グリーンが重いのに気づかなかった。明日はアンダーを出したい」
☆9-10歳の部男子25位の岡村昂汰(兵庫・峰相小5年)
「7番でイーグルを取った。セカンドで200ヤードを5番ウッドで打ったら8メートルぐらいに乗って入った。調子よくなってきた。理由は分かんないけど。昨日はおなかが痛かったし。この調子で明日はいいスコアで回りたい。」
☆7-8歳の部女子7位の飯田柚月(千葉・金杉台小3年)
「前半の2番でボギーにしたけど理由があるんです。左の木の下に行っちゃって、アンプレアブルにして、低い球を打ったらベタピンでボギーにできた。純ちゃん(重原純奈)が1アンダーだから、私は明日はベストスコアを出して勝ちたい。いままでの最高が14番まで3アンダー―だから、6アンダーぐらい出す。とにかくイーブンに戻したい」