<PGM世界ジュニアゴルフ選手権日本代表選抜大会決勝大会>
初日
高年齢層カテゴリー(15―17歳、13―14歳の部男女)の第1ラウンドが行われ、15―17歳の部男子では、香川・香川西高ゴルフ部のチームメートの吉田泰基(3年)西山大広(3年)がともに4アンダー68で首位に並んだ。グリーンの速さを女子プロゴルフツアー級に仕上げた難コースで、ともに6バーディー、2ボギーで回った。4打差2位に大岩龍一(東京・堀越学園高3年)がつけている。同女子は、吉田莉生(埼玉・埼玉栄高1年)が、4番までに3オーバーとつまずいたが、以後立ち直って3バーディー(1ボギー)を奪うなど1オーバー73で首位に立った。1打差2位で工藤優海(千葉・麗澤高2年)、2打差3位で小倉ひまわり(東京・日出学園高2年)と、世界ジュニア代表経験者が追走している。13―14歳の部男子は、小木野太優(大阪・豊中第十四中2年)が1オーバー73で回って首位に立ち、1打差で昨年の世界ジュニア代表の杉浦悠太(愛知・高浜中2年)と、黒田智之(岐阜・美濃加茂中2年)が2位につけている。同女子では、後藤未有(福岡・沖学園中3年)が1オーバー73にまとめて首位発進。1打差で園田結莉亜(大分・大分中2年)と遊佐音々(大阪・新池中3年)が追っている。
15―17歳、13―14歳の部男女は3日間54ホールの合計ストロークの上位各3人が、6日から始まる低年齢層カテゴリー(11―12歳以下の男女各3部門)は2日間36ホールの合計ストロークの上位各2人が、それぞれ日本代表に選抜され、世界ジュニア(7月14~17日、米サンディエゴ)に出場する。
2日目
高年齢カテゴリー(15―17歳、13―14歳の部男女)の第2ラウンド、低年齢カテゴリー(11―12歳の部以下の男女各3部門)の第1ラウンドが行われた。15―17歳の部男子は、前日首位タイの吉田泰基(香川・香川西高3年)が69で回り、通算7アンダー137で同じ高校のゴルフ部チームメートの西山大広(同3年)に2打差をつけて首位を守った。通算イーブンパーで高橋慧(新潟・開志学園高3年)が3位に浮上、1オーバーで森田拓海(富山・富山国際大付高3年)と昨年の日本代表の石過功一郎(兵庫・クラーク記念国際高2年)が続き、代表枠3人を巡って激戦になってきた。同女子では吉田莉生(埼玉・埼玉栄高1年)がイーブンパー72で回って通算1オーバーで首位をキープ。1打差で昨年の日本代表の小倉ひまわり(東京・日出学園高2年)、2打差で鍋島海良(熊本・国府高1年)今綾奈(埼玉・埼玉平成高2年)がつけ、代表争いは接戦になってきた。13―14歳の部男子は、小木野太優(大阪・豊中第十四中2年)が1オーバー73で回って首位に立ち、1打差で昨年の世界ジュニア代表の杉浦悠太(愛知・高浜中2年)と、黒田智之(岐阜・美濃加茂中2年)が2位につけている。同女子では、後藤未有(福岡・沖学園中3年)が1オーバー73にまとめて首位発進。1打差で園田結莉亜(大分・大分中2年)女子は後藤未有(福岡・沖学園中3年)が通算イーブンパーで、ともに首位を守った。高年齢カテゴリーは男女各3人が世界ジュニア(7月14~17日、米国・サンディエゴ)の日本代表となる。
11―12歳の部男子では、上野麟欧(りおん、兵庫・兵庫教育大付中1年)が2アンダー70の好スコアで首位にたち、3打差で森薗大河(鹿児島・高山中1年)が続いている。同女子は昨年の日本代表、越田泰羽(神奈川・上矢部小6年)が自身初のボギーなしのラウンドで3アンダー69をマークし、2位長谷川せら(岐阜・稲羽中1年)に2打差をつけてトップに立った。9-10歳の部は、男子が73で回った黒田裕稀(兵庫・八条小5年)、女子は72をマークした佐藤夏恋(千葉・白幡小5年)が首位発進。7―8歳の部では、男子は矢野仁貴(愛知・東山小3年)が69、女子は酒井理琴(大阪・西淡路小3年)が80でそれぞれ首位に立っている。低年齢層は男女各2人が日本代表に選抜される。
最終日
世界ジュニア(7月14~17日、米国・サンディエゴ)の日本代表24人が決まった。15―17歳の部男子は、前日首位の吉田泰基(香川・香川西高3年)が77と崩れたものの通算2アンダー214で初日から首位の完全優勝。3位にゴルフ部チームメートの西山大広(香川・香川西高3年)が入り、2011年に選抜大会が始まった後、初めて同一カテゴリーに同じ高校から2人が代表入りした。2位には72にまとめた高橋慧(新潟・開志学園高3年)が入った。同女子では、通算5オーバーで小倉ひまわり(東京・日出学園高2年)と吉田莉生(埼玉・埼玉栄高1年)が並び、プレーオフ1ホール目で小倉がバーディーを奪って優勝した。激戦となった3人目の代表には今綾奈(埼玉・埼玉平成高)が入り、初の日本代表を射止めた。13―14歳の部男子は小木野太優(大阪・豊中第十四中2年)が通算2オーバーで優勝、大石敦也(広島・井口台中2年)が2アンダー70で回り、2位に飛び込んだ。同女子は後藤未有(福岡・沖学園中3年)が通算1オーバーで優勝を果たした。
【協会広報ライター・赤坂厚】
世界ジュニアゴルフ選手権日本代表は以下の通り。
15~17歳の部
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【男子】 | ①吉田泰基(香川・香川西高3年)214②高橋慧(新潟・開志学園高3年)216③西山大広(香川・香川西高3年)217 |
【女子】 | ①小倉ひまわり(東京・日出学園2年)221②吉田莉生(埼玉・埼玉栄高1年)221③今綾奈(埼玉・埼玉平成高2年)226 |
13~14歳の部
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【男子】 | ①小木野太優(大阪・豊中第十四中2年)218②大石敦也(広島・井口台中2年)223③栗原悠宇(埼玉・藤中2年)228 |
【女子】 | ①後藤未有(福岡・沖学園中3年)217②園田結莉亜(大分・大分中2年)222③横山もも(宮城・稲井中3年)233 |
11~12歳の部
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【男子】 | ①森薗大河(鹿児島・高山中1年)147②上野麟欧(兵庫・兵庫教育大付中1年)147 |
【女子】 | ①平木亜莉奈(長野・御代田中1年)142②長谷川せら(岐阜・稲羽中1年)145 |
9~10歳の部
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【男子】 | ①吉田京介(大分・南部小5年)150②黒田裕稀(兵庫・八条小5年)151 |
【女子】 | ①佐藤夏恋(千葉・白幡小5年)143②森愉生(岡山・老松小5年)156 |
7~8歳の部
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【男子】 | ①矢野仁貴(愛知・東山小3年)141②橋本拓英(三重・南が丘小3年)154 |
【女子】 | ①酒井理琴(大阪・西淡路小3年)158②松原柊亜(栃木・鹿沼東小3年)166 |
※同スコアはプレーオフで順位決定 |