<PGM 世界ジュニアゴルフ選手権 日本代表選抜大会 沖縄予選>

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 15―17歳の部男子で、高野健汰(沖縄・本部高2年)が8オーバー80ながら、1位で決勝大会(5月5~7日、岐阜・花の木GC)出場権を獲得した。出場が2人だったため、スコアカット基準の80以下で回って1位が条件だったが、最終18番で2メートルのパーパットを沈めてギリギリのスコアに収めた。同女子は出場1人だったが、スコアカット基準に満たなかった。13―14歳の部では、男子が高江洲琉生(沖縄・コザ中1年)、女子は荒川怜郁(沖縄・高江洲中1年)がトップだった。11―12歳の部女子では比嘉里緒菜(沖縄・志真志小6年)が74の好スコアで回り、石原果楓(沖縄・浦城小6年)と同スコアだったが、18番からのカウントバックで2年連続の決勝大会進出を決めた。

 決勝大会進出者は以下の通り。

15~17歳の部
【男子】 【1位】高野健汰(沖縄・本部高2年)=80
13~14歳の部
【男子】 【1位】高江洲琉生(沖縄・コザ中1年)=80
【女子】 【1位】荒川怜郁(沖縄・高江洲中1年)=81
11~12歳の部
【男子】 【1位】又吉鷹丸(沖縄・大山小5年)=80
【女子】 【1位】比嘉里緒菜(沖縄・志真志小6年)=74
9~10歳の部
【女子】 【1位】石原渚裟(沖縄・浦城小4年)=81
(注)同スコアの順位は18番からのカウントバックによる
【協会広報ライター・赤坂厚】

 

【大会雑観】

15―17歳の部男子
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高野健汰(沖縄・本部高2年)
15―17歳の部男子で高野健汰(沖縄・本部高2年)がトップ通過を果たした。参加者が2人だったため、決勝大会(5月5~7日、岐阜・花の木GC)進出のスコアカットカット基準80以下で回り、1位にならなければならなかった。前半43で折り返したが「ショットをコントロールしようと1番手大きいクラブを打って失敗した。後半はその距離を打つようにした」と切り替えた。10番で奥4メートルを決め、11番では残り80ヤードの第2打を2メートルにつける連続バーディー。「通過できそうな感じになったのでドキドキしていた」と緊張した。最終18番、手前にショートしてアプローチも2メートルと寄らず。ここまで8オーバーで「これを入れたら行ける」と強気に打ってパーをセーブした。大阪出身で、本部高に「ゴルフ留学」。寮生活を送っている。「大阪弁から標準語に直して、それから沖縄の言葉にするのがけっこう大変でした」という。183センチの長身で素材は一級品。「経験をもっと積みたい」と、世界を視野に入れている。
11―12歳の部女子
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比嘉里緒菜(沖縄・志真志小6年)
11―12歳の部女子の比嘉里緒菜(沖縄・志真志小6年)が2オーバー74と「自己ベスト」で2年連続トップで決勝大会(5月5~7日、岐阜・花の木GC)に進んだ。4番パー3で1メートルに付けるバーディーを奪い、14番までパープレー。「15番でバンカーから寄らなくて、3パットしてしまって」とダブルボギーにしたのを悔やんだ。石原果楓(沖縄・浦城小6年)と74で並んだが、18番からのカウントバックで1位が決まった。昨年は決勝大会で「グリーンが速かったのと、アンジュレーションのあるところからのショットがダメダメだった」と、12位と不本意な結果に終わった。「徹底的に傾斜からのショットを練習した」と、いまでは自信をつけた。「今度は距離の長いバンカーショットを練習していきたい」と課題をつくり、世界ジュニア日本代表を目指す。
13―14歳の部女子
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荒川怜郁(沖縄・高江洲中1年)
13―14歳の部女子では荒川怜郁(沖縄・高江洲中1年)が「危なかった」といいながらも、決勝大会(5月5~7日、岐阜・花の木GC)出場権を獲得した。参加2人のため、スコアカット基準82以下が適用されて「上がり3ホールボギーにしたらやばいと思うと、こっち打ったらどうしようとか、考えてしまった」と振り返る。16、17番をパーで切り抜け、安心した? 最終18番をボギーにしたものの、81とクリアし、1位通過だった。この予選は2度目の出場。「去年は100近くたたいてしまった(99)ので、リベンジの意味もあった」という。当時直していたグリップもしっくりくるようになり、ドライバー飛距離も250ヤードに伸びた。「でも、もう少し距離が欲しいです」と、意欲を見せていた。
9―10歳の部女子
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石原渚裟(沖縄・浦城小4年)
9―10歳の部女子の石原渚裟(沖縄・浦城小4年)と11―12歳の部女子の石原果楓(同6年)姉妹が明暗を分けた。渚裟は「グリーンが速かったり、難しかった。3パットを7回もしてしまった。優勝はできないと思った」と、81のスコアにがっかりしていたが、上がってみれば1位で決勝大会に進出。「パットの練習をもっとたくさんやる」と話した。いつもは姉と一緒に2時間半ぐらい練習しているという。その姉は「自己ベストに近い」と、2オーバー74で上がり、ニコニコ顔。決勝大会出場を思い描いていたが、比嘉里緒菜が同スコアで上がり、カウントバックで2位となった。「きょうはパットがよくてパーを拾えた。練習ラウンドは87ぐらいだったから、すごく良かったと思う」と、プレーには納得していた。

 

【大会コメント】

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高江洲琉生(沖縄・コザ中1年)
◇13-14歳の部男子1位の高江洲琉生(沖縄・コザ中1年)◇
「良くもなく悪くもなくだった。ショットは良かったけどパターが悪かった。ドライバーが狙ったところに行かなかった。いつもはバーディー4つは取れるのに、今日は2つだった。自分でも(世界に)望みがあるかなと思って、予選に挑戦した」
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又吉鷹丸(沖縄・大山小5年)
◇11-12歳の部男子1位の又吉鷹丸(沖縄・大山小5年)◇
「大崩れしないで安定したプレーができた。チャンスはいっぱいあったけど入らなかった。先週、速いグリーンのゴルフ場でやってきたので、今日は遅く感じてしまった。パーオン率が悪かったけど、アプローチが寄ったのでパーが取れた」