<PGM 世界ジュニアゴルフ選手権 日本代表選抜大会 関東予選第二会場(2)>

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 高年齢層男女5部門が行われた。15―17歳の部男子では、大岩龍一(東京・堀越高3年)が3アンダー69をマークし、トップで決勝大会(5月5~7日、岐阜・花の木GC)に進んだ。16ホールでパーオンするなど安定したショットで4バーディー、1ボギーだった。同女子では吉田莉生(埼玉・埼玉栄1年)が1アンダー71で回り、工藤優海(千葉・麗澤高2年)らを抑えてトップ通過した。13―14歳の部男子では、梅内秀太郎(東京・立教池袋中2年)が同じ78で回った篠原株登(東京・国分寺第二中3年)と並び、18番からのカウントバックの結果、2年連続でこの部門1位になった。同女子は勝見梓(群馬・休泊中2年)が制した。

 決勝大会進出者は以下の通り。

15~17歳の部
【男子】 【1位】大岩龍一(東京・堀越高3年)=69
【2位】高橋慧(新潟・開志学園高3年)=73
【3位】新藤冴(群馬・共愛学園高3年)=74
【4位】宮本英門(東京・杉並学院高1年)=74
【5位】栗本和博(茨城・日本ウェルネス高2年)=75
【6位】一ノ瀬秀都(栃木・作新学院高2年)=77
【7位】吉澤一瑠(新潟・開志学園高2年)=77
【8位】篠崎嘉音(新潟・開志学園高3年)=78
【女子】 【1位】吉田莉生(埼玉・埼玉栄1年)=71
【2位】工藤優海(千葉・麗澤高2年)=72
【3位】藤田愛(茨城・ルネサンス高1年)=72
【4位】田中のどか(東京・日大桜丘高3年)=74
【5位】五月女栞雛(栃木・宇都宮清陵高1年)=76
【6位】安孫子美央(長野・佐久長聖高2年)=77
【7位】杉田茉由(千葉・西武台千葉高1年)=77
【8位】矢嶋真琴(東京・堀越高2年)=77
13~14歳の部
【男子】 【1位】梅内秀太郎(東京・立教池袋中2年)=78
【2位】篠原株登(東京・国分寺第二中3年)=78
【3位】鈴木朝登(埼玉・大砂土中3年)=79
【4位】山田真輝(埼玉・鴻巣中2年)=79
【5位】栗原悠宇(埼玉・藤中2年)=79
【6位】尾崎悠大(神奈川・逗子中2年)=80
【7位】井坪佑介(埼玉・埼玉栄高3年)=82
【女子】 【1位】勝見梓(群馬・休泊中2年)=76
【2位】久保青空(千葉・麗澤中2年)=79
【3位】岩井千怜(埼玉・川島中1年)=79
【4位】金野優菜(東京・杉並学院中3年)=80
【5位】今井鮎美(埼玉・榛松中2年)=81
【6位】和久井麻由(栃木・東那須野中2年)=82
11~12歳の部
【男子】 【1位】佐藤卓郎(東京・烏山中1年)=77
【2位】川畑京太郎(千葉・千葉国際中1年)=78
【3位】松岡悠馬(神奈川・関東学院中1年)=80
【4位】田中凱大(神奈川・早渕中1年)=80
【5位】鈴木隆太(千葉・野田第一中1年)=81

 

【大会雑観】

15―17歳の部男子
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大岩龍一(東京・堀越高3年)
15―17歳の部男子では、大岩龍一(東京・堀越高3年)が3アンダー69の好スコアで決勝大会(5月5~7日、岐阜・花の木GC)に進出した。「パーオンを16回した。ショットが安定していた」と振り返り「短いチャンスホールで(バーディーを)決められた」と、納得がいくプレーができた。グリーンを外した2ホールのうち、7番では手前からチップインバーディーに仕留めるなど、好循環のゴルフだった。冬の間に打ち込みを行い「ショットのスキル、精度向上に取り組んだ」という。ドライバー飛距離は290ヤードに伸び「体の強さは自慢なんで」と、笑う。一昨年も同じ部門で決勝大会に進んだが、5位に終わって世界ジュニアに手が届かなかった。決勝大会に向け「やることはいつもと変わらずやっていきます」と、力まずに臨む。
15―17歳の部女子
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吉田莉生(埼玉・埼玉栄高1年)
15―17歳の部女子の吉田莉生(埼玉・埼玉栄高1年)が1アンダー71をマークして、トップ通過を果たした。「いつもはそんなに好きじゃないショットがよくて、ほとんどパーオンできた」と振り返る。16番では打ち上げの第2打残り130ヤードを8番アイアンで打ち、直接カップインのイーグル。「グリーンに行ったら球がなかった。一緒に回った子がカップを見てくれて『莉生ちゃん、入ってるよ』って言ってくれてわかった」という。本人は「アプローチ、パターでスコアを出せるようにする」のが目標だという。「決勝大会では、全国から強い人たちが来ると思うけど、1位になって世界ジュニアに行きたい。外国でゴルフをしてみたい」と、意気込んでいた。
13―14歳の部女子
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勝見梓(群馬・休泊中2年)
13―14歳の部女子の勝見梓(群馬・休泊中2年)は「もったいなかったです」と振り返りながらも、4オーバー76で回ってトップで決勝大会(5月5~7日、岐阜・花の木GC)に進んだ。スタート直後2、3番でともに1メートルを沈めて、序盤で連続バーディー。「流れに乗れるかなと思った」というが、5番のボギーを皮切りに「グリーンを外すとリカバリーが難しかった」と、前半3つのボギー。後半に入って15番で第1打を林にいれ、うまく出したが3打目でグリーンをショートしてダブルボギーにしたのが、悔いが残るという。152センチと小柄ながら「距離でアドバンテージを取られないように頑張って打っています」と230~240ヤードを持っている。「自分のゴルフは粘るゴルフなので、決勝大会でも粘れるようにしたい」と、意欲を見せていた。
13―14歳の部男子
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梅内秀太郎(東京・立教池袋中2年)
13―14歳の部男子で、梅内秀太郎(東京・立教池袋中2年)がカウントバックで篠原株登(東京・国分寺第二中3年)を下して、2年連続メダリストになった。「去年も78で1位だった。ドライバーは去年より安定していた思う」と振り返った。バーディーなしに終わったが「アイアンの縦距離が合わず、ピンをオーバーすることが多かった」と、チャンスに恵まれなかった。昨年は決勝大会を前に、肋骨を損傷してしまい、欠場を余儀なくされた。この1年で身長が7センチ以上伸び、175センチに。飛距離も伸びたが「アイアンの距離が違ってきている。自分の距離を把握して、決勝大会に臨みたい」と、昨年の悔しさを晴らしたい。
11―12歳の部男子
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佐藤卓郎(東京・烏山中1年)
11―12歳の部男子で、佐藤卓郎(東京・烏山中1年)が5オーバー77で回って1位で決勝大会に進んだ。「緊張したけど、アンダーで回る実力はないので、なるべく崩れないようにした」と慎重なプレーを心がけたのが良かったようだ。バーディは1つ。2番で「ベタピンについた」という。小3からゴルフを始めて3年ほど。少年野球も並行してやっており、レギュラーで都大会優勝の経験もある。いまはゴルフに集中し、ドライバー飛距離が野球の経験もあって「飛んだら270ヤードぐらい行く」という。決勝大会の抱負を聞くと「こういうの(優勝)は初めてなんで。海外に行けるチャンスがあるということなので、1つ1つ大事にプレーして上位に行きたい」と、話した。