<PGM U―6リトルジュニアゴルフ大会>
世界ジュニアゴルフで6歳以下の部が2024年から除外されたことを受け、昨年までのPGM世界ジュニア日本代表選抜大会6歳以下の部決勝大会に代わって実施された。優勝者には、2025年のPGM世界ジュニア日本代表選抜大会7―8歳の部決勝大会へのシード権が与えられ、男子は2オーバー66で回った瀬川昴(石川・寿保育園年長)、女子は篠原美愛(みあ、埼玉・松原幼稚園年中)がそれぞれ優勝した。
【最終成績】
▽U6男子
【1位】瀬川昴(石川・寿保育園年長)=66
【2位】山口瑞葵(福井・福井大教育学部付属幼稚園年長)=71
【3位】中野嵐翔(兵庫・みどり子ども園年長)=78
▽同女子
【1位】篠原美愛(埼玉・松原幼稚園年中)=75
【2位】正野心菜(京都・今宮幼稚園年長)=78
【3位】河村成紗(愛知・ひまわり幼稚園年長)=78
※同スコアの順位は18番からのカウントバックによる
【協会広報ライター・赤坂厚】
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U6女子優勝の篠原美愛(左)と男子優勝の瀬川昴
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U―6リトルジュニア表彰者
【大会雑観】
瀬川昴(石川・寿保育園年長) |
2オーバー66で回った瀬川昴(石川・寿保育園年長)が2位5打差をつけ、優勝を飾った。
瀬川は4番パー5で第1打をバンカーに入れたがそこから2オンしてバーディー。「あとはパーが14個、ボギーが3個」としっかり自分のプレーを覚えていた。130ヤード飛ぶというドライバーは「いつも通りのドロー系だった」と好調で「4パットとかするけど、今日は2パットでだいたい行けた。よかったのはパターやね」と振り返った。
ゴルフを始めたのは1年ほど前。石川県南部の能美市在住で、父・拓哉さんによると能登半島地震での被害は幸いにもほとんどなかったという。冬の間も毎日、自宅の車庫内で練習を続けてきた。
今年から世界ジュニアゴルフの6歳以下の部がなくなったが、「6歳以下の大会を残したい」という主催者らの思いから新たな大会として開催した。優勝者は来年のPGM世界ジュニア日本代表選抜大会7―8歳の部決勝大会へのシード権が与えられる。世界ジュニア代表は来年に持ち越したが「来年までにアプローチの練習をたくさんやりたい」と、目標ができた。 |
篠原美愛(埼玉・松原幼稚園年中) |
篠原美愛(みあ、埼玉・松原幼稚園年中)が11オーバー75で回り、接戦を制して優勝を飾った。
「楽しかったです」と笑顔を見せる。まだ、5歳で幼稚園の年中さんだが、103センチ、16.8キロの小さい体を目いっぱい使って、力強いスイングをみせ、ドライバーは「150ヤードぐらい飛ぶ」という。「今日は得意のパターがよかったから優勝できた」と振り返った。
生まれたときに現在10歳の兄がゴルフを始めていたので「お兄ちゃんと遊ぶのに私は0歳から始めた」という。物心ついた時から、クラブで遊んでいたらしい。昨年のPGM世界ジュニア日本代表選抜大会の6歳以下の部に4歳で出場した経験もある。
この大会優勝者には、来年2025年のPGM世界ジュニア日本代表選抜大会7-8歳の部決勝大会のシード権が与えられるのだが、来年はまだ6歳なので再びこの大会への出場となる。「ゴルフはショットが面白いけど、いっぱい練習して、もっとパターがうまくなってくる」と目を輝かせていた。
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