宮里優作プロ(33)が、デモンストレーションと表彰式プレゼンターとして、決勝大会会場の花の木GCに登場した。
練習場で行われたデモンストレーションでは、最終日に出場した13-14歳の部、15-17歳の部の選手たちや保護者らを前にショットの打ち分けなどを披露、歓声と拍手が起こった。15-17歳の部男子を制した坂本将規を呼び出して、ドライバーショットで対決。ヘッドスピード計測器を置いて、坂本がまず55m/sで290ヤードの快ショットを放った。これには宮里プロもびっくり。苦笑いしながら一振りすると、56m/sで297ヤードとわずかに上回った。昨年日本シリーズJTカップで涙の初優勝、今季開幕戦の東建ホームメイトカップで年をまたいで2試合連続優勝を果たした宮里プロのプライド? 「泣きの1球、お願いします」と、再挑戦した。今度は56m/sだったが飛距離は303ヤードと面目をほどこした。
選手たちを前に、質疑応答を中心にトークショーも行った。ジュニア当時の練習量を聞かれ「学校優先で、野球もやっていたんで、1日2時間、300球ぐらいだったと思う。近くの原っぱに行って、打っては拾ってという感じだった」と当時を回想。1997年世界ジュニアに出場している思い出については「コースがすごく難しかったのを覚えている。ドライバー、3番ウッドでも届かないホールもあった。一生懸命パーを取っていくゴルフだった。そのときに、アダム・スコットやイメルマンなどもいて、仲良くなって今も続いている。ジュニアから(世界の)仲間がつながっていく」と振り返った。最後に「ゴルフはすごいスポーツ。常に何かを学んでいる。いろいろなことに興味を持って、ゴルフのバランスをとるようにしてください。そして、練習方法も自分なりに見つけていってください」と、アドバイスを送った。
表彰式では、各部門の優勝者にトロフィーを手渡すプレゼンターを務めた。また、快く応じて記念撮影に収まるなど、選手たちにとって有意義な時間になった。