「IMGA世界ジュニアゴルフ選手権」の開会式が12日、米カリフォルニア州サンディエゴのトーリーパインズGCで行われた。PGM日本代表選抜大会を勝ち抜いた男女各6部門の代表とシード選手を加えた計36人の日本代表が「世界一」に挑戦する。開会式を前に会場は国際交流の場になり、頬に日の丸のシールを張った13―14歳の部女子の後藤未有(福岡・沖学園中3年)園田結莉亜(大分・大分中2年)高木美佑(愛知・円上中3年)が各国選手と記念撮影に収まったり、選手全員がピンバッジを交換したりと盛り上がった。開会式では、男子主将に任命された15―17歳の部の吉田泰基(香川・香川西高3年)が旗手、女子主将の小倉ひまわり(東京・日出学園高2年)がプラカードを持って入場行進した。大会は13日に公式練習、14日から本戦が始まり、6歳以下から13―14歳の部は3日間、15―17歳の部は4日間で争われる。
開会式後、宿舎のホテルで日本代表選抜大会を特別協賛したPGMホールディングス主催の壮行会が行われた。決意表明では両主将が「関係者みなさんの協力に感謝します。選手みんなで頑張って全カテゴリーで世界一になれるように頑張りましょう」(小倉)「1つでも上位に行こう」(吉田)と呼びかけた。昨年は女子(蛭田みなみ、永井花奈)で優勝を果たした15―17歳の部の団体戦には、男子が吉田と高橋慧(新潟・開志学園高3年)組、女子は小倉とシード選手の畑岡奈紗(茨城・翔洋学園高2年)組で臨むことが、PGM日本代表選手団の団長を務める井上透・国際ジュニアゴルフ育成協会代表理事から発表された。井上団長は「一番悔しいのは負けることではなく、自分の力を出し切れないこと。元気に初日のティーグラウンドに立ち、最後のパットまで悔いの残らないようにやってほしい」と、エールを送った。
【協会広報ライター・赤坂厚】